Do ユー know「White Shirt」?
見た目を引き立たせてくれているシャツ(Yシャツ)。
フォーマル、カジュアルやワークスタイルなどの場面で欠かすことのできないウエアです。
その形や種類も様々展開されており今回はその歴史、概要を簡単に紐解いていきたいと思います。
辞書でワイシャツを調べた所
「男子が背広の下に着る台襟・カフス付きのシャツ」と言う説明がでてきます。
Yシャツはなぜ「Y」なのか!
思いつくのが襟元が「Y」字だからと想像される方が多いかと思いますが、実のところ「White shirt」で字の通り白いシャツの事を指してます。
また、ワイシャツは 「White shirt」を聞き間違えて生まれた和製英語なので諸外国では通用しないのでご注意を!
それでは、ワイシャツ(White shirt)にはどのような歴史があるのでしょうか。
・日本では大正7(1918)年、スポーツ用品メーカー美津野(現ミズノ)が開発したスポーツ用のシャツを「カッターシャツ」と名づけました。創業者の水野利八が「勝った」をもじって作った名称だといわれています。Yシャツと同じものですが、東日本では「Yシャツ」、西日本では「カッターシャツ」と呼ばれています。または、学生服の下に着るシャツを「カッターシャツ」、社会人が着るシャツを「Yシャツ」と区別して呼ぶこともあるそうです。
・世界の起源を辿ってみるとYシャツ(ワイシャツ)は、古代ローマで着用されていた「チュニック」だと言われています。現代の女性用チュニックとは異なり、スリットを開けた白い布を頭から被る衣装で、身分によって丈の長さが違っていました。
膝上の長さによって階級を識別しており丈が長ければ長いほど身分が高く、足を覆うほどの丈は、かなり身分の高い人のみが着ることを許されたと言われてます。
・中世になると、トップスとボトムに分かれたセパレート式の服に移り変わってきました。
襟や袖が凝ったオシャレなデザインになり、ジャケットの袖からシャツの袖を見せるのが大流行しました。
現代のスーツで袖からシャツを見せるオシャレのルーツに関係してるかもしれません。そののちに食事をするのに邪魔なことから、下あごの部分が開いた、扇形の襟に変わりました。
19世紀末には現在のYシャツのような、ダブルカラーが誕生し派手でオシャレなスタイルからシンプルなものへ、美の意識が大きく変わった時期だったと言われておます。
・現在のシャツの種類の大半は、20世紀に誕生したものです。
Yシャツの多様化が進み、 1900年頃にボタンダウンが誕生、1920年頃にクレリックシャツ、ワイドスプレッドカラーシャツ、1930年頃にロングポイントカラーシャツ、1960年頃にダンガリーシャツ、1980年頃にダブカラーシャツが誕生しました。
一般的にYシャツで示されるシャツの色は、白やオフホワイトなどの白っぽい色と水色やサックスブルーなどの淡い色と言われてます。
それ以外の色はビジネスカジュアル・ドレスシャツとして分類されることが多いのでビジネスでのお洒落を引き立たせるには上質な白の無地シャツを揃えておくことがポイントとなるようです!