【NEW】2026年 謹賀新年 ―「整備」を経て、次は「磨き上げ」の年へ。
新年あけましておめでとうございます。
2025年を振り返って:試練と「整備」の1年 昨年は弊社にとって、50周年という大きな節目を祝うと共に、経営者として改めて「会社とは何か」を深く考えさせられる激動の1年でした。
25年6月期はスタッフが一丸となって走り抜けた結果、過去最高のレコードを塗り替える着地となりました。しかしその一方で、9月末には建物のオーナー変更やリブランドに伴い、長年お付き合いのあった大切なお客様との取引が終了するという事態にも直面しました。
経営者として、私の頭には常に3つの「どうするか?」がありました。
① スタッフの雇用維持をどうするか。
② 会社の運営をどうしていくか。
③ リカバリープランをどうするか。
正直に申し上げれば、現在そのダメージがすべて消えたわけではありません。しかし、日頃から「何かあっても動けるように」と地道に続けてきた新規活動や既存客への深掘りが、このピンチを新たなビジネスチャンスに変えてくれました。一社への依存に甘んじず、リスクを分散することの大切さを、身をもって痛感した「整備」の年となりました。
一歩ずつ、形になり始めた成果
2026年は、昨年整えた土台を「磨き上げる」年にしていきます。
【リネン部】
最新の設備投資を行い、業務効率と品質を格段に引き上げました。4月には当社初となる外国籍の営業スタッフを迎え、文化の違いを乗り越えながら新しい風が吹いています。コスト増に伴う値上げという「苦渋の決断」もありましたが、これは会社を守り、将来へ投資し続けるための責任ある選択でした。
また、5年前から地道に続けてきたInstagramでは、一つの投稿が50万再生を超えるなど、私たちの「お役に立ちたい」という想いが、着実に社外への広がりを見せています。
【ホテル部(客室清掃)】
大きな取引終了という苦しい局面で、私が一番に考えたのはやはりスタッフの雇用でした。清掃は、どこまでいっても「人」がすべての産業です。現在、現場ではベトナムやカンボジア出身のスタッフたちが、日本人と遜色ない熱量で私たちのサービスを支えてくれています。彼らの活躍は、会社にとって大きな収穫であり誇りです。
さらに、将来を見据えたリスク分散と安定した人員確保のため、今年6月には私自身もインドネシアへ渡り、現地の習慣や文化を肌で感じてきました。そこで得た確信をもとに、来期(26年)からの定期的な採用・入社に向けて現地で面接を行い、部署の責任者も同行させることで組織としての経験値を積むことができました。今現場を支えるスタッフ、そしてこれから加わる仲間たち。こうした「国境を越えた人財の繋がり」を磨き上げ、競合他社には真似できない、想いのこもった現場力を追求していきます。
全社的な取り組み:組織の力を可視化する
YouTubeでの教育動画や「チャレンジシート(人事考課)」の導入も、ようやく社内に浸透してきました。自分の仕事を言語化し、反省と改善を繰り返す。このサイクルを回すことで、対応力、個の力、そして組織の力を底上げしていきたい。動画を通じた学びは、これからも私の想いを全従業員に伝えていく大切な手段として継続していきます。
2026年の展望:脳に汗をかき、活路を見出す
これからの時代、リネンや清掃の業界は決して楽な道ではありません。少子高齢化、人手不足、市場の飽和。放っておけば衰退の波に飲み込まれてしまう、そんな危機感を持っています。
正直に申し上げれば、今の私には「この商品で、この地域で絶対にNO.1になれる」という確信がすべて揃っているわけではありません。だからこそ、誰よりも「脳に汗をかく」ことが必要だと考えています。
どの地域で、どの客層で、どのサービスなら、私たちは唯一無二の存在になれるのか。
そのヒントは、必ず現場やお客様との対話の中に眠っています。私はこれからも現場へ足を運び、お客様への訪問頻度を高め、泥臭くお困りごとを聞いて回ります。自ら活路を切り拓き、衛生面やスタッフの働き方を大切にするお客様から「やっぱり、アサヒケーティーに任せたい」と選んでいただける。そんな、小さくてもキラリと光る「NO.1の種」を、必死で見つけ出し、育てる1年にしていきます。
最後に
経営の本質は「お客様づくり」に尽きます。
既存のお客様を大切に守り抜き、新しいご縁を広げていく。他社より1ミリでも、一歩でも前へ。小さな分野でもいい、他社とは違う独自の価値を磨き上げ、工夫し続けること。
それこそが、今年私たちが成すべき最大の取り組みです。
本年も、泥臭く、誠実に、邁進してまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長
前川 優大