令和4年の新春を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。

2021年とは

2020年同様に、新型コロナウイルスという目に見えない敵との戦いから始まり、新たなオミクロン株の出現で復活に影を差し、まだ戦っているという状態です。

新年より再びコロナウイルスが猛威を振るう中、「雇用の維持」、「従業員の健康を守る」、「会社の継続」に徹し、会社としてできる限りの対策をとっていました。厳しい社会情勢ではありましたが、雇用環境の維持に重点をおきながら、地道に取り組んでいたことが少しずつ進み始め、無事6月期の決算を乗り越えることができました。
これもお客様を始め、アサヒケーティーを応援して頂いている関係各社様のご協力のお陰です。心より感謝申し上げます。

トッピクスとしては、営業面では飲食店様、ホテル様との取引が多く、厳しい環境下ではありましたが、お客様と可能な限りの衛生対策を行った上でface-to-face（フェースツーフェース）の営業を心がけ取り組んでまいりました。内部活動として、助成金を活用しリネン工場に自動水洗機及びトレイの入替えができ衛生面を整えることができました。
基幹システムの入替えを無事終えることができ作業効率を大幅にUPすることが可能となりました。更にスタッフ間のエンゲージメント（個人と組織が一体となり、双方の成長に貢献しあう関係）を高めるために社内コミュニケーションツールの運用を始め、少しずつではありますが部門の垣根を超えて組織が一体となる兆しがでてきました。

もう一つ大きなトピックスとしては、事業再構築補助金が採択されたことが挙げられます。今年のはじめより成長戦略の一環として取り組んだ事業でした。事業計画が国に認められ、機械設備導入や建築物の増設を始め新たな挑戦をすることができスタッフのモチベーションも高まっております。第１回目の公募では採択に至りませんでしたが、諦めずに挑戦した結果、第3回目の公募で無事採択されました。

2022年は愛される年

2022年はコロナ渦で考え、取り組んできた2年間を今後の成長に繋げていきます。

リネン部ではユニフォームレンタル及び洗濯の本質、ホテル部では客室清掃の本質に磨きをかける必要性を感じております。ユニフォームを洗濯付きで提供するのにも、客室清掃を安定的に提供するのにも人の確保と教育がとても重要なポイントになります。

ユニフォームはどの業種でも欠かすことのできないワークウエアです。お客様へはユニフォームの必要性を再確認して頂き、デザイン性、素材面、機能面を中心により良い提案をしていきます。
ユニフォームを洗濯付きで貸与し繰り返し使用する（ほつれ補修、ボタン/チャック交換などメンテナンス）のがユニフォームレンタルです。洗濯では衛生面、安全生にも配慮しているのでビネスモデルとしてSDGs（持続可能な開発目標）に適していると感じておりポストコロナを見据え力を入れていきます。
事業再構築に伴う、工場の増産体制の確保、物流部のソリューション、さらにリスク管理、労働環境の整備、安定した品質管理/維持を強く押し進めていきます。

ホテル客室清掃はコロナで影響を大きく受けた観光業です。当初より雇用維持に最大限力を尽くしていきましたが2年の月日が立ち業界から離れてしまう方も多く人材の確保、流失には大きく悩まされました。客室清掃は労働集約型産業なため、人がいないと業務が成立しません。弊社として人材確保を中心にできる限りの資源を費やしていきます。
明るい未来を見据えてホテル様の稼働についていけるようにリスク管理、労働環境の整備、清掃スタッフの教育強化、安定した品質管理/維持を強く押し進めていきます。

2022年も不測の事態も予測され不透明な部分も多くあります。その中でも、最善を尽くし、アサヒケーティーと取引できて良かった/お客様から愛される会社作りを目指していきます。

本年もより一層のご愛顧ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長    

前川　優大