【NEW】2025年 謹賀新年
新春を迎え、皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
2025年がアサヒケーティーにとって飛躍の年となるよう、引き続き全社一丸となり精進してまいります。
2024年を振り返って
リネン部
2024年は、事業環境が大きく変化する中で、挑戦と成長の一年でした。リネン部では助成金を活用し、最新設備の導入が実現する段階まで進めすことができました。25年2月にはトンネルフィニッシャーやユニフォーム自動たたみ機、1月には自動脱水洗濯機の入替を行い、業務効率の向上と品質改善に努めてまいります。これにより、より多くのお客様のニーズに応える体制を整えることが可能となります。また、BCP(事業継続計画)を策定し、助成金を活用してバックアップシステムの構築や保存食の購入を実施。これにより、災害リスクへの備えを強化し、会社としての危機管理意識を一層高めることができました。
営業面では、エリア分析やお客様のお困りごとへの対応を徹底し、地道な活動が新規受注や既存顧客からの紹介、出店による売上増加につながりました。加えて、リネン工場では、再洗い率の改善や機械メンテナンスの徹底により、環境負荷の軽減と大きな事故の未然防止も実現しました。さらにサンクスカードを活用した感謝の取り組みを通じ、日頃のお礼を手書きで行うことで社内外の信頼関係を強化することができました。
ホテル部
インバウンド需要の回復や円安の追い風を受け、観光産業が活況を呈する中、お取引先ホテルの稼働率の向上により売上が順調に推移しました。一方で、新規案件の獲得活動にも力を注いだものの受注には至らず、さらなる改善の余地を実感した年でもありました。人材確保のための取り組みとして第5期技能実習生の受け入れを行い、第6期技能実習生の採用活動ではカンボジアを訪問。新たにミャンマーへも渡航し、現地の学校や文化に触れることで、今後の採用基盤を強化しました。
全社的な取り組み
労務管理の強化や理念の浸透、データに基づく経営計画の策定を進め、役員や現場との連携を深められたことは大きな一歩でした。また、法改正への対応として、社会保険加入義務に伴う制度変更をスムーズに実施し、従業員との面談を通じて意識の向上を図りました。さらに、会社全体で人事考課の一環として、仮称「チャレンジシート」の取り組みを開始しました。定性・定量的な目標設定に加え、上司や役員、社長からの指示やフィードバックを反映させることで、公正かつ透明性の高い人事制度を目指します。この仕組みを通じて、従業員一人ひとりの成長を支援するとともに、会社全体の一体感を高めていきます。
2025年の展望
2025年は「基盤の強化」と「次世代への挑戦」をテーマに、これまでの取り組みをさらに深化させていきます。具体的には、以下の取り組みを進めてまいります。
• 社内教育の強化: 経営理念の浸透を図り、社長自らが主導して社員教育を実施します。経営の基本姿勢やお客様への思いを共有し、全社員が一体となって行動する企業文化を醸成します。
• 差別化の継続: 得意分野に特化し、基本を徹底することが差別化の鍵だと考えています。品質、納期、対応力に磨きをかけ、「期待を超えるサービス」を追求します。
• グローバル視点の拡大: 人手不足の中、外国籍スタッフの存在は必要不可欠です。全スタッフが異文化理解やコミュニケーションスキル向上のための機会を定期的に設け、文化的な違いを尊重し合う職場風土を醸成します。定期的な意見交換会を通じて、外国籍スタッフと経営陣や日本人スタッフとの間で意見やアイデアを共有し、相互理解を深めてまいります。
最後に
アサヒケーティーは、これからも「お客様に寄り添う企業」として、変化を恐れず挑戦を続けてまいります。社員一人ひとりが自ら考え、行動し、成長できる組織を目指し、さらなる価値創造を追求していきます。
本年は「社内教育」を最優先課題として位置づけ、会社の成長と発展を支える基盤を築いていきます。社長自らが経営方針やお客様への姿勢、従業員への取り組みなどを明文化し教育を行うことで、全社員が同じ目標に向かう体制を構築します。この教育は、形の見えない経営理念や精神的な価値観を共有するため、仕組みづくりに時間をかけて根付かせていきたいと考えています。
そして、お客様にファンになっていただくためには、期待以上の価値を提供することが求められます。その実現に向けて、日々努力を重ねてまいります。
2025年も、皆さまと共に成長し、進化を遂げる一年とするべく全力を尽くします。
本年も皆様の変わらぬご支援を賜りますよう宜しかお願い申し上げます。
代表取締役社長
前川 優大